里海隊
加工食品
菊間瓦じゃこ天 (今治市)
石鎚黒茶や食用備長炭で色づけ
インパクトの大きさは十分だ。松山市方面から走る国道196号。瀬戸内海の反対側に目を向けると、いたるところに鬼瓦のモニュメントが飾られている。今治市菊間町は約750年の歴史を誇る『菊間瓦』の町として知られ「いぶし瓦」は高級瓦として有名。同町のシンボル的存在をイメージしてつくられた「黒いじゃこ天」があると聞き、1946年創業の老舗『大岡蒲鉾店』に立ち寄った。『菊間瓦じゃこ天』はオリジナル商品でもある。
店長の大岡さんは「菊間のいぶし瓦をイメージして、地元で獲れた魚を使って、何か商品をつくれないかということになりました」と教えてくれた。約8年前に研究機関の関係者に依頼され、創業時から販売しているじゃこ天の新バージョンづくりを始めた。菊間瓦のいぶし銀を出すために、さまざまな材料で試した。約1年間の試行錯誤の末、愛媛県産の『石鎚黒茶』という食べられる備長炭をすり身のなかに混ぜ込むことで、理想に近い色を出すことに成功した。
店長の大岡さんは「菊間のいぶし瓦をイメージして、地元で獲れた魚を使って、何か商品をつくれないかということになりました」と教えてくれた。約8年前に研究機関の関係者に依頼され、創業時から販売しているじゃこ天の新バージョンづくりを始めた。菊間瓦のいぶし銀を出すために、さまざまな材料で試した。約1年間の試行錯誤の末、愛媛県産の『石鎚黒茶』という食べられる備長炭をすり身のなかに混ぜ込むことで、理想に近い色を出すことに成功した。
地元イベントのみでの限定販売
できあがったばかりのものをいただいた。半分に切ると、たくさんのヒジキが詰まっているのが分かる。身はプリプリしていて、かんでみると、タチウオのすり身のモチッとした独特の弾力がある。かめばかむほど、お茶と炭のほんのりとした香りが口のなかに広がっていく。魚、お茶、炭、ヒジキ。それぞれの味は互いのじゃまをせず、個々の風味を醸し出していた。
『菊間瓦じゃこ天』は店頭では通常販売されておらず、厄除け大師で知られる『遍照院(へんじょういん)』で開催される節分大祭など地元のイベントのみの限定販売。店頭で販売してほしいというお客さんの要望もあるようだが、大岡さんは「実演販売でできたてを食べていただきたいので」と説明。いつも食べられないからこそ、プレミア感はある。菊間町ならではのじゃこ天。地元の特色をギュッと詰め込んだ味を堪能して、また菊間町を訪れようと思った。
『菊間瓦じゃこ天』は店頭では通常販売されておらず、厄除け大師で知られる『遍照院(へんじょういん)』で開催される節分大祭など地元のイベントのみの限定販売。店頭で販売してほしいというお客さんの要望もあるようだが、大岡さんは「実演販売でできたてを食べていただきたいので」と説明。いつも食べられないからこそ、プレミア感はある。菊間町ならではのじゃこ天。地元の特色をギュッと詰め込んだ味を堪能して、また菊間町を訪れようと思った。
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