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スイーツ

まるごとみかん大福 (今治市)

みかんを1個まるごと使った和菓子
まるごとみかん大福
輪切りにするとみかんがギッシリ手作業でみかんの皮をむく工場長のビル・リオングレローさん清光堂
まるごとみかん大福

甘酸っぱいみかんが白あんにマッチ

これぞ愛媛ならではの和菓子だ。JR今治駅から西条方面に向かって県道38号を走ると「まるごとみかん大福」と書かれたオレンジ色ののぼりが見えてくる。老舗和菓子店『清光堂』を訪れ『まるごとみかん大福』を購入した。文字通り、みかんをまるごと1個使った和菓子。グアム出身で2代目工場長のビル・リオングレローさんが開発した。

夫人の智恵さんが「若い人から年配の人まで召し上がっていただけるような、フルーツを使った和菓子をつくろう思った」と教えてくれた。甘さと酸味のバランスがいいことで知られる宇和島市の『清五郎農園』の早生みかんを使用。すべて手作業で皮をむき、ていねいに筋を1本残らず取っている。そして、甘さを抑えた白あんと、もち米、砂糖を合わせて約1時間かけて練った求肥(ぎゅうひ)で包み込んである。

インパクトは十分だ。輪切りにすると、まずは90%以上がみかんで支配されていることに驚く。ひと口かむと、最初にみかんの甘酸っぱい果汁が口のなかに広がる。だが、かんでいくと、少しずつ白あんの甘さが姿を現す。求肥もモチモチしている。3つの味がうまく絡み合っていた。

グアム出身の2代目工場長が開発

海外出身のビルさんならではの新鮮な発想から生まれた商品だ。先代で智恵さんの父・光俊さんが病気になったため、米国グアムに住んでいたビルさん夫妻は店を継ぐために今治市に移住した。光俊さんがイチゴ、栗、梅の3種類の大福をつくっていたが、新商品を開発しようということになり、ビルさんは「愛媛といえば、みかん。みかんを使った大福をつくろう」と決めた。

発売当初は「イチゴの代わりにみかんをつかっているんじゃないか」などの声があり、あまり売れなかったそうだが、酸っぱさと甘さの絶妙なバランスの和菓子は徐々に受け入れられた。多い時には1日で1000個以上売れることもあり、『清光堂』に欠かせない人気商品になった。レモンやメロンなどの大福も開発しており、結婚式の引き出物などでも使用されているという。智恵さんは「みかんの甘酸っぱさと質のよさには自信があります」と胸を張る。『まるごとみかん大福』を1個食べれば、愛媛を感じることができる。
ここに注目!
清光堂では「まるごとみかん大福」をはじめ、愛媛県産フルーツを使った大福のブランド『一福百果』をつくっている。先代からのイチゴ、梅、栗はもちろん、レモンやメロン、ブルーベリー、いちじくなどがある。
商品データ 早生みかん、白あん、求肥
店舗名 清光堂
住所 愛媛県今治市東村南1丁目5-33
営業時間 9:00~19:00
定休日 月曜日
TEL 0898-48-0426
FAX 0898-48-0426
URL http://www.ichifuku-hyakka.com/
その他 JR伊予富田駅から車で8分。駐車場あり

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