里海隊
ご当地グルメ

かめそば (松山市)

不思議な食感を楽しめる幻のそば
かめそば
ちりめんやムロアジの削り節とともに焼き方など調理法は門外不出カウンターでゆっくりと楽しめる店主の曽根さん
かめそば

ソース焼きそばでも中華あんかけそばでもない

ソース焼きそばでもない。中華あんかけそばでもない。そんな不思議な食感を楽しめるそばがある。それも、全国でも松山市内の1カ所でしか食べられない。飲食店街である二番町の『かめそば じゅん』を訪れ、名物の『かめそば』を注文した。元警察官という異色の経歴を持つご主人・曽根さんが、かつて40年以上にわたって市民に愛されていた伝統の味を復活させた。常連さんの間では「幻のかめそば」と呼ばれているそうだ。

食べてみて初めて、幻と呼ばれるゆえんがわかった。秘伝のソースを使って特殊な調理法で焼かれたそばには、パリパリとした部分とモチモチした部分があり、2つの食感を同時に味わうことができる。そばの上には瀬戸内海で獲れたちりめんとムロアジの削り節が覆いかぶさるようにのっている。絡めて食べてみる。麺は硬いかと思えば、急に柔らかくなる。独特のソースの香りと海の幸のうま味が口のなかに広がる。これまで味わったことのない食感であることは間違いない。

伝説の味を受け継いで看板メニューに

曽根さんは「よくかめ。だから、かめそばなんです」とジョーク交じりに教えてくれた。昭和のよき時代に食堂『かめ』でつくられていた焼きそばはファンの間で『かめそば』と呼ばれて愛されていた。1992年、ファンに惜しまれつつ閉店したが、警察官時代から通っていた曽根さんは定年退職後、伝説の味を復活させたいと「かめ」の元店主のもとに試作品を持って約1年通い続けた。そして、ついに秘伝の味に達したことを認められ、2007年に『じゅん』を開店。もちろん、かめそばは看板メニューだ。

曽根さんは「かめ」の元店主から免許皆伝の証をもらい「かめそば」の名で商標登録しており、本物の味は「じゅん」でしか味わえない。夕方からの営業であることから、曽根さんは「お酒のつまみに食べる人が多い」と説明。たしかに、日本酒といっしょに食べるのもいいかもしれない。不思議な食感だったが、やみつきになりそうな味でもあった。
ここに注目!
「かめそば」は通常の焼いたそば以外にも「スープかめそば」もある。また、おでんも充実しており、なかでも「とうふおでん」は、出汁がほどよく染み込んでいて絶品だ。
商品データ 中華そば、ちりめん、ムロアジの削り節、キャベツ他
かめそば「じゅん」曽根潤さん
伝説の「かめ」のそばを復活させた元警察官
店舗名 かめそば じゅん
住所 愛媛県松山市二番町1丁目4-11
営業時間 18:00~23:00
定休日 日曜日・祝日
TEL 089-921-0332
FAX 089-974-3212
URL http://www.kamesoba.jp/index.html
その他 伊予鉄道大街道駅から徒歩5分、駐車場なし

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