里海隊
加工食品

みかんうどん (松山市)

瀬戸内海に浮かぶ中島の100%ミカン果汁を練り込んだうどん
みかんうどん(味噌煮込み仕立て)
パスタ風にしてもおいしい元祖八生ちゃんのみかんうどん山崎さんらが植えた桜の木が花開いていた大好き中島瀬戸内の再会桜の山崎さん(左)
みかんうどん(味噌煮込み仕立て)

ゆでると鮮やかなオレンジ色に

みかんとうどんが合体した異色のうどんだ。松山市の沖合にある怱那(くつな)諸島のなかで、面積が一番大きい島・中島に、水の代わりに特産のみかんの果汁を練り込んだ『みかんうどん』がある。NPO法人『大好き中島瀬戸内の再会桜』が2010年から販売。商品名の『元祖八生ちゃんのみかんうどん』は代表の山崎八生(やよい)さんの名前が由来となっている。

見た目から、インパクトは十分だ。山崎さんに白菜、水菜などと一緒に煮込んだ味噌仕立ての煮込みうどんをつくってもらった。100%のミカン果汁を練り込んだ半生の麺は薄いオレンジ色だが、ゆでると鮮やかなオレンジ色に変わる。麺は細いにもかかわらず、弾力がある。味噌との相性も抜群で、野菜と一緒に食べると、シャキシャキ感も重なって、歯ざわりがいい。最初は普通のうどんのような味なのだが、時間が経つにつれて、みかんの香りが口のなかに広がっていく。10分経っても、かすかな酸味が口のなかに残っていた。

桜の苗木を植えることが商品開発のきっかけ

山崎さんは2006年から、友人らとともに島内に桜の苗木を植え始め、2009年の『大好き中島瀬戸内の再会桜』発足後も毎年、植え続けている。山崎さんは「瀬戸内で桜を植えながら、島から出られた人とかにも、また桜の木の下で会いたいから」と説明。中島をPRする商品を開発し、その売上を桜の苗木購入の費用に役立てようと考えた。そこで、中島特産のみかんに注目。果汁を使ったホットケーキや炊き込みごはんなども試作したが「他ではつくっていないものを」との考えから『みかんうどん』で勝負することにした。麺にもこだわり、本場・香川県内の製麺会社と契約して製造している。

「みかん」と「うどん」という異色の組み合わせが受け、県内外のイベントでも好評を得ている。温かいうどん以外にも、冷やしうどんにしたり、パスタのように炒めてみたり、さまざまな料理法が可能。山崎さんは「みかんうどんのおかげで、中島を宣伝できる。桜とみかんという中島の魅力を伝えていきたい」と意気込んでいる。さんさんと降り注ぐ陽光をいっぱい浴びて育ったみかんからつくった、みかんうどん。口のなかに残る柑橘の味を感じながら、桜が咲き誇る光景を思い浮かべた。
ここに注目!
中島は怱那(くつな)諸島の中で一番大きく、面積は21.17平方キロ。島のほとんどが瀬戸内海国立公園に属する。面積の半分は山で、みかん畑を中心とした果樹園が広がる。トライアスロンの島としても知られる。
商品データ みかん、小麦粉他
店舗名 NPO法人大好き中島瀬戸内の再会桜
住所 愛媛県松山市小浜146-1
営業時間 不定
定休日 不定休
TEL 089-997-0066
FAX 089-997-1218
URL
その他 中島へは中島汽船の高速船とフェリーが走っており、東線(三津浜発着)、西線(高浜発着)の2つの航路がある。詳細は中島汽船 電話089-997-1221

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