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スイーツ

よし乃餅 (西条市)

遠い昔のお遍路さんも食べた味
よし乃餅
よし乃餅箱入りよし乃餅7代目店主の飯塚弘志さんめしや菓舗
よし乃餅

大和国の老高僧から伝えられた製法を忠実に

周桑平野の南東部、石鎚山のお膝元、西条市小松町。国道は大型車も行きかうが、住宅街の中に田畑が点在するのどかな風情の町だ。『よし乃餅本舗めしや菓舗』はそんな町の一角、讃岐街道沿いにある。1838年創業、現在の店主が7代目となる老舗和菓子店だ。

屋号を冠した『よし乃餅』は、なめらかなこし餡を求肥(ぎゅうひ)でくるんだ一口サイズの素朴な餅菓子。大和国の老高僧から『よし乃』というお婆さんが、時の帝に献上したという餅菓子の作り方を教わった。この菓子がよし乃餅。当時も近在に大評判を博したそうで、これが同店の起源とされる。創業時は峠の茶屋のように休憩所も兼ね、この菓子を提供していた。

妥協を許さぬこだわりの味

「この仕事していると、100パーセント満足することはないでしょう。やればやるほど悩んでしまいます」と、7代目店主の飯塚弘志さん。多い時には1日約3千個も『よし乃餅』を作るそうだ。

同じ味を提供し続けるためには、毎日糖分や硬さを変える必要があるという。気温・湿度によって水の量、あんの冷まし方まで、微妙に調整する徹底ぶりだ。その塩梅は、自分の肌の乾燥具合、ヘラについたあんの粘り方など、五感をフルに使うそうだ。妥協を許さぬこだわりの味、創業時と変わらぬ味を守り続けている。

四国八十八ヵ所霊場第61番札所香園寺、第62番札所宝寿寺の梵鐘(ぼんしょう)の音が聞こえる。数百年前のお遍路さんも同じものを口にしていたかと思うと感慨無量だ。
ここに注目!
めしや本舗では「よし乃餅」の他に、おはぎ、柏餅やさくら餅といった季節の和菓子も販売しており、それがどれも大人気。作った端から売れていくため、お盆やお彼岸等には午前中に売り切れる。繁忙時には予約必須。
商品データ 小麦練あん、砂糖、餅粉、水あめ、浮粉
店舗名 よし乃餅本舗めしや菓舗
住所 愛媛県西条市小松町新屋敷2893-1
営業時間 9:00~19:30
定休日 木曜日
TEL 0898-72-2001
FAX
URL http://www.shusou.or.jp/3kigyou/k-kaiin/gurume/mesiya.html
その他 駐車場あり、伊予小松駅出口から徒歩約5分

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