里海隊
加工食品

そのまんまちりめん (伊予市)

厚さ数ミリのなかに瀬戸内海の恵みを凝縮
そのまんまちりめん、右はのりちりめん
ちりめんの頭があるのがわかるそのまんまちりめんを焼く体験もできるエビやイカなどもある企画開発部の八木さん
そのまんまちりめん、右はのりちりめん

専用のプレス機で圧縮してあっという間にできあがり

ネーミングがとてもユニークで覚えやすい。『そのまんまちりめん』。カタクチイワシを原料とするちりめんの素材を生かした商品ということはすぐにわかるのだが、どのようにしてつくるのだろうか。そんな疑問を解決するため、伊予市の『株式会社オカベ』を訪れた。瀬戸内海産のちりめんを中心とした海産物の加工品を製造。「そのまんまちりめん」は、その主力商品でもある。

加工場を見学させてもらうと疑問はすぐに解決した。専用のプレス機にちりめんをのせる。特殊な温度と圧力で一気に圧縮。パチパチと音を立てながら10秒ほど待つと、花びらのような形をし、薄いせんべいのようなものができあがった。なるほど、他の添加物や小麦粉などのつなぎを一切使わず、ちりめんだけをそのまま焼く。だから、そのまんまちりめんと呼ばれる。

企画開発部の八木さんは「素材をそのまま焼き上げましょうというコンセプトのもとつくっています。おつまみ感覚ですね」と教えてくれた。さっそく食べてみる。かんだ時はパリパリとした食感だが、あっという間に溶けてしまった。そして、ちりめんの香りが口のなかに広がる。スナック感覚で食べやすいのが魅力だ。

モンドセレクションで2年連続銀賞受賞

約10年前、オカベの会長が購入してきたプレス機を使っての新商品開発に入った。メンバーの中心だった八木さんは「ちりめんが獲れた時期とか品質などによって、仕上がり具合が全然違っていた。プレスして、きれいに広がるちりめんがあれば、まったく広がらないものもありました」と苦笑い。開発に1年以上かけ、2005年に商品化した。

ちりめん以外にも、エビやイカ、貝柱、のりがあり『そのまんまシリーズ』として販売。食品や飲料などの技術的水準を審査する『モンドセレクション』に2010年から2年連続で銀賞受賞するなど、世界の食通からの評価も高まるばかり。無添加でカルシウムたっぷりの『そのまんまちりめん』。お酒のつまみにも、おやつにもなる手軽さが人気の秘密かもしれない。
ここに注目!
『そのまんまちりめん』は2005年、松山商工会議所主催『第1回松山ブランド新製品コンテスト』で松山商工会議所会頭賞受賞。農林水産省『世界が認める日本の食150』加工食品40選に選ばれている。
商品データ ちりめん、エビ、イタヤ貝貝柱、イカ他
店舗名 株式会社オカベ
住所 愛媛県伊予市市場150
営業時間 8:00~17:00
定休日 土日祝日
TEL 089-983-1230
FAX 089-983-1239
URL http://www.okabe-group.com/index.shtml
その他 オカベでは五色浜工場で珍味の製造工程見学や、素材焼き上げ体験ができる。所要時間は約1時間。2週間前の予約要。入場無料。問い合わせ・予約は電話089-983-5159

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