里山隊
加工食品

あんぽ柿 (西条市)

ねっとり甘い半生ドライフルーツ
あんぽ柿
あんぽ柿(レギュラー)東予園芸農業協同組合あんぽ柿加工施設あんぽ柿加工施設営農事業部の横川茉梨絵さん
あんぽ柿

和菓子のような濃厚な甘さ

民家の軒先に縄につるされた干し柿が、秋の里山に彩りを添える。愛媛県西条市は、果樹農家の多い地域で、渋柿生産量は県内一。市内にある東予園芸農業協同組合では、西条産渋柿を使った『あんぽ柿』を製造・販売している。

あんぽ柿は、福島県発祥の干し柿の一種。表面に白く粉が吹く、硬めの干し柿「枯露柿(ころがき)」と区別して、柔らかい干し柿をあんぽ柿と呼ぶ。天干柿(あまぼしかき)が、なまってあんぽ柿と呼ばれるようになったと言われる。

天日干しのみで作る枯露柿とは違い、途中で硫黄燻蒸(いおうくんじょう)処理が入るのが特徴で、ドライフルーツとしてはかなりやわらかい食感に仕上がっている。硫黄処理することによって、防カビ・殺菌効果があり、色も柿本来のオレンジ色が残る。

ねっとりと凝縮された濃厚な甘みのあんぽ柿は、果物というよりまるで和菓子のよう。お茶菓子として食べられることも多いようだ。

安全・安心の製品管理

『東予園芸農業協同組合』は、特許取得済の『干し柿製造装置』を導入、完全工場内製造で、衛生管理を徹底している。2003年には冷蔵庫、乾燥庫12部屋、個包装機械を備えた総合設備、『あんぽ柿加工施設』を増設。これにより加工量が飛躍的に増大し、豊作の年も加工が間に合わず、柿を無駄にすることは少なくなった。

営農事業部の横川さんは「東予園芸農業協同組合では、全出荷者に生産履歴の提出を義務付けており、技術員が点検を行っています。また、原料の受け入れ開始前に県の機関に依頼して残留農薬分析を実施し、基準値をクリアしていることを確認しています」と説明。安全・安心の製品を作ることに心を砕いているそうだ。

「市場でも東予産のあんぽ柿は大人気で、製造数をもっと増やしてほしいと言われている」と、横川さんは嬉しい悲鳴を上げている。もともとは生果販売に適さない規格外の柿を加工していたが、現在は1級品で作られた特選品も製造中。
ここに注目!
東予園芸農業協同組合では、収穫時期によって刀根柿、横野柿、愛宕柿の3種を使用。種類によって味に特徴がある。柿の高級品・横野柿のあんぽ柿は珍しい。下関市安岡町横野の原木は天然記念物に指定されている。
商品データ 柿(愛媛県産)、酸化防止剤(二酸化硫黄)
愛宕柿生産者 玉井行雄さん
祖父の時代から受け継がれる愛宕柿を栽培
店舗名 東予園芸農業協同組合 あんぽ柿加工施設
住所 愛媛県西条市丹原町田野上方461-43
営業時間 8:00~17:00
定休日 土日祝日
TEL 0898-76-2320
FAX 0898-76-2321
URL http://www.toyoengei.jp/
その他 購入は東予園芸農業協同組合の本部直売所か、もしくは県内スーパーマーケットにて

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