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アルコール

内子夢わいん (内子町)

「世界で一番小さなワイナリー」のこだわりワイン
内子夢わいん
内子夢わいん代表理事の藤渕さん内子ワイナリーワイン用のブドウ園(冬)
内子夢わいん

ブドウ農家の夢をかなえた内子夢わいん

ワイン専用のブドウと生食用のブドウとは種類が違うのはご存じだろうか。一般的にワイン用のブドウは渋みと酸味が強く、小粒で皮が厚く実が薄く、生食には適さないと言われている。だが、内子町の『内子ワイナリー』代表理事の藤渕さんはヨーロッパ研修中に、高級ワインの原料のブドウのなかにも、糖度も高く食用に耐えるものもあるということに気づいたそうだ。

内子町は西日本でも有数のブドウ産地で、藤渕さんは50年以上もブドウ栽培を行ってきた農家の大ベテラン。観光農園のお客さんから「このおいしいブドウでつくったワインを飲んでみたい」と背中を押され、ワイナリー開設へと歩を進めた。

国に陳情するもなかなかかなわず、願いは持ち越されてきたが、2009年11月内子町は農家自らが栽培したブドウから果実酒を製造できる『果実酒特区』に認定される。藤渕さんの夢が叶ったのは、2011年4月。『内子ワイナリー』は愛媛県唯一のワイナリーとして開園した。

「善良な人から善良な人へ」がモットー

『内子夢わいん』は生食用の巨峰やピオーネをふんだんに使ったぜいたくなワイン。識者からは、ヨーロッパ原産のワイン専用ブドウを使うべきだ、という意見も出たが、藤渕さんは食用のブドウにこだわり続けた。自分の作るブドウのおいしさに、絶対の自信があったからだ。出来上がったものは、ブドウそのままの鮮やかな色を移したような芳醇な4種類のワイン。フルーティな味わいが魅力で、クセがなく飲みやすい。

ワイン通の人に「良いワインができましたね」とほめてもらえた、と藤渕さんは相好を崩す。2011年に醸造したワインは1週間で売り切れるほどの人気ぶり。一流の料理店やデパートと、取り扱い店も増えてきた。

「ワイン通の人にどのくらい評価してもらえるかというのがひとつのテーマでした。ヨーロッパの高級ワインに近づけるとか勝負するとかじゃなくて、地産地消、内子独自のワインで、しかもヨーロッパの格調高い香りも備えている、そんなワインを作りたいと思いました」と、藤渕さんは当時を振り返る。

藤渕さんは「世界で一番小さいワイナリー」と自称するが、「規模は小さいけど、志はどこよりも大きくありたい」と、抱負を語る。
「善良な人から善良な人へ」というのが内子ワイナリーのモットーだ。
ここに注目!
内子夢わいんは巨峰、ピオーネ、ベリーA、ロザリオなど、ぶどうの品種ごとに特色があり、飲み比べも楽しい。糖度抜群の山ブドウ100%で作った赤ワインは全国的にも珍しいもので、多方面から注目を集めている。
商品データ 巨峰(ロゼ)、ピオーネ(白)、ロザリオ(白)、ベリーA(赤)、山ブドウ(赤)
内子ワイナリー 藤渕利通さん
至高のワインを手がけた夢追い人
店舗名 内子ワイナリー
住所 愛媛県喜多郡内子町内子151
営業時間 8:00 ~17:00
定休日 水曜日
TEL 0893-44-5650
FAX
URL http://www.uchiko-winery151.co.jp/
その他 試飲、見学は無料。駐車場あり

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