里海隊
ご当地グルメ

ハモカツバーガー (伊予市)

特産のハモを活かした地産地消バーガー
ハモカツバーガー
ボリューム満点のハモカツ生きたハモをさばいて作るスタッフの豊川さんしもなだ運動公園敷地内、青い屋根が目印
ハモカツバーガー

食べ盛りの子どもたちも納得のボリューム

愛媛県下有数のハモの水揚げ量を誇る、双海町の豊田漁港。毎年夏には『下灘ぴちぴち鱧(ハモ)まつり』が開催され、多くの人でにぎわう。

「しもなだ運動公園」敷地内の海側にあり、下灘漁協婦人部が運営する『夕焼けぴちぴち市』。じゃこ天や鯛めしなど、地元で水揚げされた海産物を使ったメニューが並ぶなか、ひときわ異彩を放つ名物人気メニューがある。新鮮なハモをカツにした『鱧カツバーガー』がそれだ。ガッツリとボリュームのあるハモカツにタルタルソース、トマト、レタスをしっかりとしたバンズではさむ。運動公園を訪れるスポーツ少年たちは「これ1個でお腹いっぱいになる」とうれしそうにほおばる。ハモと言えば、湯引きや天ぷらなど和食メニューがすぐに思い浮かぶが、思い切って洋風にシフトしたこのバーガーは、いかにして誕生したのか。スタッフの豊川さんは「バーガーはねぇ、地域おこし協力隊の人らにアイデアを貰うたんよ」と言うように、地域活性化を目指す協力隊のメンバーが、豊富な水揚げ量を誇るハモに注目し、若者向けのメニューを思いついたそうだ。が、事態はいい方に転んでいく。

「最初は協力隊の人らがこしらえたんやけど、うまくいかんかってねぇ。それで私らがやってみよか~、って。トマト入れたりキャベツ入れたりレタス入れたりして。そしたら売れるようになった」

鮮度最高の鱧カツ

ハモカツは生きたままのハモをさばき、最高の鮮度を保ちながらカツへと調理する。サクサクの食感もたまらない。小骨はほとんど感じることなく、あっさりとした味わいだ。また、タルタルソースに混ぜ込まれた、細かく刻んだ地元産たまねぎが食感を高めている。カツの下に敷かれたトマト、レタスも地元産で、さらにはバンズも地元『ハガベーカリー』で焼いている。徹底した地元産へのこだわりで、安心とおいしさを実現した。

豊田漁港で水揚げされるハモは、そのほとんどが主な消費地である京阪神へ出荷される。4年前、『下灘ぴちぴち鱧まつり』を始める際は「地元じゃハモは売れん」という声も少なくなかったという。小骨の多いハモは調理が難しく、地元ではかまぼこの原料に使われるくらいだった。鱧まつりに花を添える、話題性のあるものが欲しい。そんな思いから生まれた『ハモカツバーガー』は、メディアに取り上げられることも多く、広報の役目は十分に果たしたと言えるだろう。

だが、豊川さんが「そろそろ新しい商品も欲しいねって、いろいろ考えよるんよ。同じもんばっかりしよっても、お客さんも飽きるしね」と言うように、下灘漁協婦人部の視線はすでにその先を見据えている。さらに豊川さんは「ハモは捨てるところがない」とも。次の商品がますます楽しみだ。
ここに注目!
営業は土日のみ。すぐそばには公園や児童館もあり、ファミリーにもオススメ。「下灘ぴちぴち鱧まつり」は7月の海の日または9月の第1土曜日(1年ごと入れ替わり)に開催。
商品データ ハモ、トマト、レタス、たまねぎ、パン他
店舗名 夕焼けぴちぴち市
住所 伊予市双海町串甲3670-8
営業時間 10:00~17:00
定休日 月~金曜日
TEL 089-987-0050
FAX 089-987-0050
URL
その他 JR予讃線下灘駅から徒歩約10分。しもなだ運動公園の海側、青い屋根が目印。鱧(ハモ)カツバーガーの他、ハモじゃこ天、鱧御膳(要予約)、鯛めし、うどんなどもある。『ぬくいコーヒー』というメニューも。

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