里山隊
郷土料理

たらいうどん (内子町)

皆で囲む山村のもてなし料理
たらいうどん
オススメの「内子豚の温玉肉ぶっかけうどん奥谷さん一家なみへいうどんなみへいうどん
たらいうどん

伝統の郷土料理に新風を吹き込む

内子町の小田川をさかのぼっていくと小田地区に出る。ここは景勝地・小田深山を擁する山村。この小田地区の郷土料理が『たらいうどん』。うどんをゆで汁ごと大きなたらいにあけ、そのたらいを数人で囲む料理だ。この地区では冠婚葬祭にはなくてはならない献立であり、かつては人が集まる際にはもてなし料理としてよく食べられていた。

地区に数件あるたらいうどんを提供する店のひとつ、『なみへいうどん』さんにお邪魔した。山のなかの一軒家だが、ここのうどんを食べるのが目的でわざわざ遠方から来る人も多い。製麺所が隣接し、作りたての麺を食べることができる。

「なみへい」は創業時に親戚がつけた名前。その後奥谷さん一家が引き継ぐが、偶然、とある国民的長寿アニメの家族構成と同じになったそうだ。娘婿の奥谷慎一朗さんにお話をお聞きした。
慎一朗さんはうどんの本場、香川県の丸亀生まれ。生まれ育ったところには山がないので、当初は小田の山々にびっくりしたそうだ。この慎一朗さんが、なみへいのたらいうどんを他店と一線を画したものにした立役者だ。

小田と讃岐のうどんのいいとこどり

小田のうどんは、地粉で打った柔らかい麺が特徴。それをしいたけと大豆でとった甘い出汁に浸して食べる。讃岐うどんが普及するにつれ、しこしこしたうどんに慣れた若い人には、小田のうどんは腰がないと評されるようになった。そこで香川から来た慎一朗さんが讃岐風の腰の強い麺を導入、小田のたらいうどんに新風を吹き込んだ。

洗面器ほどの大きさの「たらい」にうどんが泳ぎ、別添えでつけ汁に、山盛りの天かす、すりおろしたしょうがにすりごま、たっぷりのネギが卓に置かれる。これが一人分だ。たらいに泳ぐうどんをすくい上げ、甘めのつけ汁につけて食べる。香川の製粉所で調合した粉を使い、一晩寝かせてより腰を出したという麺はしこしことして、本場のものと比べても遜色ない。

営業時間は11:00 ~ 14:00と3時間のみ。「地理的にも不便なところだけど、松山から何回も来ていただけるのが、本当にありがたい。」と慎一朗さん。
小田と讃岐のうどんのいいとこどり、それがなみへいのたらいうどんだ。
ここに注目!
季節の野菜のかき揚げはぜひ賞味したい。大根、大豆、しょうが、玉ねぎ、ねぎなど、野菜はすべて自宅の山畑で採れたもの。しいたけに至っては原木から。 地元内子豚の温玉肉ぶっかけうどんも大人気。
商品データ 小麦粉、塩、大豆、しいたけ、いりこ他
店舗名 なみへいうどん
住所 愛媛県喜多郡内子町中田渡61
営業時間 11:00 ~14:00
定休日 金曜日
TEL 0892-52-3883
FAX 0892-52-2782
URL http://namihei-udon.com/
その他 駐車場あり

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