里海隊
ご当地グルメ

ヒオウギ貝のバター焼き (愛南町)

調味料はバターだけ!貝柱が持つ塩味を生かした一品
ヒオウギ貝のバター焼き
カラフルな貝殻が特徴リクエストすればフライなども食べられる厨房で調理する瀧岡さん国道56号沿いにある民宿ビーチ
ヒオウギ貝のバター焼き

甘い味の貝柱が炒めると塩味に

香ばしいにおいが厨房からテーブルまで届き、食欲を一層かきたてる。調理してくれた店主の瀧岡さんが「はい、できましたよ」と笑顔で『ヒオウギ貝のバター焼き』を運んできた。ほんのりと香るバターのにおいをかぎ、またおなかが鳴った。

国道56号沿いにある愛南町の『民宿ビーチ』は、愛南町特産でカラフルな貝殻が特徴のヒオウギ貝の料理を提供してくれることで有名だ。バター焼きは、刺身とともに同店の人気メニューのひとつ。カラフルな貝殻の上に2個ずつのっていて、地元で採れたキャベツやトマトなどで彩りを加え、見た目でも楽しませてくれる。

瀧岡さんのこだわりは、素材のうまみを生かした調理をすることで「ヒオウギ貝の貝柱自体に塩味があるから」と言うように、素材の良さを十分に引き出す調理方法に徹底している。

ひと口食べてみる。たしかに、バターの味は抑えられ、塩味が効いている。身は弾力があり、噛み応えも十分。刺身からは甘さを感じるのに、炒めると塩味に変化する。調理方法を変えるだけで、ふたつの食感を楽しめるなんて、ヒオウギ貝には驚かされるばかりだ。

大量生産できない、愛南の新鮮な海の幸

瀧岡さんは「ホタテ貝のように大量生産ができないので、コストがかかるんです」と苦笑いするが、ヒオウギ貝への愛着は深い。民宿の下にあるいかだで養殖しているので、新鮮な食材をすぐに提供できる。

ヒオウギ貝の珍しさもあってか、県内外からだけでなく、カナダやスペインなど海外からも観光客が訪れる。本棚には、エアメールなどを入れたファイルも置いており、根強いファンは少なくない。

フライや天ぷら、酢漬けなど、ヒオウギ貝の楽しみ方はまだまだある。舌で味わった後は、カラフルな貝で楽しむ。『海の宝石』と言われるゆえんはここにある。また、食べに来たくなった。
ここに注目!
ヒオウギ貝は水温30度までなら成長でき、暑さに強い特徴を持つ。温暖な愛南町内海地区の海は瀬戸内海の豊後水道と太平洋の黒潮がぶつかり合い、栄養分も豊富。ヒオウギ貝養殖には最高の環境だ。
商品データ ヒオウギ貝、野菜は愛南産を使用
民宿ビーチ 瀧岡隆雄さん
愛南町の特産品・ヒオウギ貝を自身で生産し、料理を提供
店舗名 民宿ビーチ
住所 愛媛県南宇和郡愛南町御荘菊川3951
営業時間 要予約
定休日 不定休
TEL 0895-74-0126
FAX 0895-74-0768
URL
その他 駐車場あり

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