里海隊
加工食品

奥地あじの開き (西予市)

獲れたばかりの奥地あじを急速冷凍で真空パック
奥地あじの開き
身質がいい奥地あじの開き骨も一緒に食べられる身が引き締まり脂がのった奥地あじマルウ水産の宇都宮社長
奥地あじの開き

袋のままレンジでチンしてできあがり

他の場所で育ったものとはひと味違うアジがあると聞き、西予市三瓶町にやってきた。『みかめ海の駅潮彩館(しおさいかん)』に立ち寄り、鮮魚売り場を見て回る。新鮮な宇和海産の魚介類鮮魚コーナーに『奥地あじ』が並んでいた。水揚げされたばかりの鮮魚はもちろん、真空パックされた『奥地あじの開き』も販売。『マルウ水産』が製造している人気商品のひとつだ。

同社の宇都宮社長は「表面をあぶって、なかは生の状態で真空冷凍している。袋のまま、レンジでチンするとできあがります」と、おいしい食べ方を教えてくれた。表面はキツネ色に焼かれていて、温めると蒸し焼きの状態になる。箸を入れると、なかに染み込んでいた脂がジワジワと滲み出てきた。身はふっくら。脂ものっていて、骨も一緒に食べられる。焼きたてのアジを食べているのとほとんど同じだった。

年中いつでも脂がのったアジを食卓へ

三瓶町はリアス式海岸という特異な環境にあり、豊後水道の潮流が当たることから、ちりめんなどのエサが豊富。奥地あじにとっては最高の生育条件が整っている。通常、アジは回遊魚だが、奥地アジは近辺の岩礁に根付いている瀬付きアジ。だから、脂の乗りもよく、丸々と太った肉質を持っている。そのなかでも格段に質と形がいいアジを『奥地あじ』と呼んでいるそうだ。

三瓶町では乱獲をせず、昔ながらの一本釣りにこだわり、生きたまま港へ持ち帰るという漁法を守り抜いている。しかしながら、奥地あじの漁獲高は減るばかり。宇都宮社長は「だから、年間を通して流通させるために、加工品をつくろうということになった」という。旬は5~7月だが、加工品にすることで、いつでも脂がのったアジを食べることができる。

現在は通信販売でも購入できるようになり、全国のファンからの注文も多いという。恵まれた環境で元気に育った奥地あじを食べることができるようになったのは何よりである。
ここに注目!
三瓶湾は西予市のなかでも奥地に入った場所にあることから「奥地湾」とも呼ばれ、そこに生息する瀬付きアジを「奥地あじ」と呼んでいる。他には、ヒラメ、ハマチ、ウニ、カワハギのみりん干しが有名。
商品データ 奥地あじ
店舗名 マルウ水産
住所 愛媛県西予市三瓶町朝立2-125-1
営業時間 4月~9月 9:00~18:30、10月~3月 9:00~18:00(潮彩館)
定休日 毎週水曜日(祝祭日の場合は翌日)
TEL 0894-33-0391
FAX 0894-33-3632
URL http://www.maru-u.jp/index.html
その他 「みかめ海の駅潮彩館」はJR八幡浜駅から車で30分。駐車場100台。愛媛県西予市三瓶町朝立1-438-287 電話:0894-33-3001

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