里海隊
ご当地グルメ

ヒオウギ貝の刺身 (愛南町)

カラフルな海の宝石のなかで育った、ほんのり甘い貝柱
ヒオウギ貝の刺身
カラフルな貝殻が特徴のヒオウギ貝ヒオウギ貝の内臓を切除ヒオウギ貝を調理する瀧岡さん民宿ビーチ
ヒオウギ貝の刺身

身は柔らかく甘めのしょうゆとよく合う

キャンプを楽しめることでも有名な須ノ川公園から右手に宇和海を眺めながら愛南町中心部へ向かうと『民宿ビーチ』が見えてくる。同町は全国でも有数のヒオウギ貝の生産地で知られる。食べるなら、やっぱり獲れたてをいただきたい。迷わず『ヒオウギ貝の刺身』を注文した。

赤、黄、紫とカラフルな貝殻に、まず驚かされた。貝柱はホタテをひと回り小さくしたもののようだ。店主の瀧岡さんは「初めてのお客さんは貝殻の色にびっくりされるんです。でも、食べたら“おいしい、おいしい”って」とうれしそうに笑った。

甘めのしょうゆをつけて食べてみる。すると、柔らかくてプリプリッとした身は、あっという間に口のなかで溶けてしまった。そして、ほんのりと甘い味が広がった。

民宿のそばで養殖しているので鮮度抜群

瀧岡さんはヒオウギ貝にぴったりのしょうゆを探し求め、香川県の小豆島産のものにたどりついた。「塩で食べてみるのもいいですよ」の言葉どおりに、ほんの少しだけつけると、ヒオウギ貝の甘さとうまくからみあう。民宿のそばにあるいかだで養殖しているので、鮮度抜群の獲れたてを食べることができる。

愛南町は真珠の母貝でもあるアコヤ貝の養殖が盛んで、ヒオウギ貝はその稚貝を育てる杉葉にくっついている、いわば副産物だった。外敵から守るためのカラフルな貝殻を敬遠するお客さんもいたが、いまではその彩りをも楽しむお客さんが多くいるという。おみやげに、と貝殻を持ち帰る人も少なくない。

『ヒオウギ貝のバター焼き』も人気メニューのひとつだが、貝が持つ本来の味を知りたいなら、やはり刺身にかぎる。温暖な愛南町で育った海の新鮮の幸を堪能しに一度、訪ねてみてはいかがだろうか。
ここに注目!
ヒオウギ貝のカラフルな貝殻は「シーボーンアート」という美術工芸にも使用されている。その一環としてステンドグラスなどをつくる教室も定期的に開催され、おみやげとしても販売されている。
商品データ ヒオウギ貝、大根他
民宿ビーチ 瀧岡隆雄さん
愛南町の特産品・ヒオウギ貝を自身で生産し、料理を提供
店舗名 民宿ビーチ
住所 愛媛県南宇和郡愛南町御荘菊川3951
営業時間 要予約
定休日 不定休
TEL 0895-74-0126
FAX 0895-74-0768
URL
その他 駐車場あり

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