里海隊
食材

ハーブ媛ひらめ (西予市)

4種類のハーブを食べて育ったヒラメ
ハーブ媛ひらめ
刺身盛り合わせ煮つけにしてもおいしい真空パックでも販売上杉会長(左)と山口事務局長
ハーブ媛ひらめ

ハーブで風味がよくなり身も引き締まったものに

真鯛やブリとともに、愛媛県が全国に誇る魚のひとつがヒラメだ。県内における養殖ヒラメの発祥の地であり、トップの生産地でもある西予市三瓶町では、新ブランド『ハーブ媛ひらめ』が生産されている。八幡浜漁協三瓶支所内にある三瓶ヒラメ養殖協議会では、ハーブを含んだ飼料で育て、年間を通して出荷。愛媛県などで組織する『えひめ愛フード推進機構』が認定する、すぐれた県産農林水産物「『愛』あるブランド産品」にも認定されている。

愛媛県は全国でも有数のヒラメ生産量を誇るが、2000年代に入って韓国産の養殖ヒラメが輸入され始めた影響もあり、価格が3分の1以下に低迷。販売不振にも陥った。打開策として、特色のあるヒラメを生産することで、問題解決をしようと決断。新商品開発をすることで起死回生を図り、生産を開始した。

「ハーブ入りのエサを与えることで、風味や日持ちもよくなり、身の引き締まった弾力のあるヒラメになる」と、同協議会事務局長の山口さんは説明した。シナモン、ナツメグ、ジンジャー、オレガノという4種類のハーブをブレンドした配合飼料とオオナゴ(魚)、タウリンを混ぜた固形飼料・モイストペレットを給餌。魚独特の匂いはもちろん、血合いの黒い線を消す効果をもたらしている。

厳しい検査を突破したヒラメだけを出荷

『ハーブ媛ひらめ』は水槽養殖場で海水を常時循環させながら育てている。天然ヒラメの旬は1~2月で、夏場になると品薄になるのに対し、養殖ヒラメは通年出荷できるという利点がある。また、薬剤残留試験を突破したもののみを出荷するという徹底した安全管理を行っている。加工品に関しては、スキンレスロイン(3枚におろして、中骨・皮を除いたものにしたもの)にして冷凍保存している。

刺身にしたヒラメを口に含むと、ほんのりとハーブの香りが広がる。他の食べ方について、山口さんは「カルパッチョなどのイタリア料理や、ひゅうがめし(愛媛県南予地方で食べられる、新鮮な魚を使った郷土料理)にして食べてもおいしい」と教えてくれた。県内はもちろん、東京などのデパートでも販売。安心・安全で品質にすぐれたハーブ媛ひらめが全国にその名をとどろかせる日は近い。
ここに注目!
「えひめ愛フード推進機構」が認定する「『愛』あるブランド産品」は①安全・安心(人と環境への愛)②品質(産物への愛)③産地・特産(ふるさとへの愛)の3つの「愛」を持つ愛媛県産農林水産物及び加工食品。
商品データ ハーブ媛ひらめ
店舗名 三瓶ヒラメ養殖協議会
住所 愛媛県西予市三瓶町安土533
営業時間 特に定めなし
定休日 特に定めなし
TEL 0894-33-1331
FAX 0894-33-3219
URL http://www.hime-hirame.jp/index.html
その他 ハーブ媛ひらめは町内の料理店『はまなす』で食べることができる。住所:西予市三瓶町安土528-11-307-3、電話:0894-33-1422営業時間:17:00~21:30、定休日:日曜日

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