里海隊
食材

みかん鯛 (宇和島市)

柑橘王国・愛媛県が生んだ、みかん香がする真鯛
みかん鯛
いけすで泳ぐみかん鯛みかんの搾りかすを混ぜ合わせたペレットみかんブリとみかん鯛宇和島プロジェクト
みかん鯛

みかんブリに続いて2013年4月から販売

愛媛県の県魚であり、全国1位の生産量を誇る真鯛。目の前に宇和海が広がる宇和島市の水産加工・販売会社「宇和島プロジェクト」では、愛媛をPRする目的の一環で、エサにみかんの皮を使用した養殖魚『みかん鯛』の販売を2013年4月から開始した。既発の『みかんブリ』とともに、同社のブランド魚として全国展開している。

「みかんの皮を使ってブリを育てたのが始まりだが、生産者から、鯛でもできないか? と提案された」と、同社営業部の宇都宮さんが説明してくれた。リアス式海岸という特徴を持つ宇和島において、養殖魚は沖合にある九島周辺で育てられている。水深が急に深くなることから水の入れ変わりがよく、温暖な黒潮も入ってくるので水温が20~25度と安定。養殖地としてはうってつけの場所であり、その代表格が真鯛である。

生臭さがなく、消臭効果もあり

2012年、『みかんブリ』が全国チェーンの『くら寿司』で売り出されて好評を博したことから、次なる新商品として『みかん鯛』の生産に入った。みかんの搾りかすを細かくし、マッシュ状にした魚と野菜を混ぜたペレットと呼ばれるエサを、出荷約3カ月前に与える。消臭効果があることから、みかん鯛の鮮度を長く保つことができ、変色も防ぐ。宇都宮さんは「見た目はあまり変わらないが、生臭さがなくて、ほんのりと柑橘系の香りがする」と説明してくれた。

「鯛は身と皮の間にある脂部分に風味が残っている。ブリと比べると脂が少ないので、皮付きの湯引きとか、あぶりで食べてもおいしい」と宇都宮さん。中華料理などで加熱しても、風味が残るという。オリーブオイルをかけたカルパッチョもオススメだそうだ。「生臭さもないので、女性やお子さんにもいい」とも。食べやすさが一番の魅力だろう。

「1年を通して販売できれば。全国1位の真鯛、柑橘系も全国トップレベルなので、みかん鯛で愛媛県をアピールできればと思っています」と、宇都宮さんの鼻息も荒い。アメリカやシンガポールの業者からも問い合わせがあるそう。みかんブリとともに愛媛の魚が世界へとはばたく。
ここに注目!
2010年の資料によると、愛媛県の真鯛の生産量は約4万トン。全国年間生産量は約8万トンなので過半数を突破。1990年から、愛媛県は1位をキープ。みかん鯛が加われば、その位置は不動のものになりそう。
商品データ 真鯛、みかん他
宇和島プロジェクト
柑橘王国・愛媛ならではの『みかんブリ』と『みかん鯛』を生産・販売
店舗名 株式会社 宇和島プロジェクト
住所 愛媛県宇和島市坂下津甲94-13
営業時間 8:30~16:45
定休日 日曜日、祝祭日
TEL 0895-28-0180
FAX 0895-28-0188
URL http://project-u.jp/
その他 JR宇和島駅から車で15分

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