里海隊
食材

かぐや姫 (宇和島市)

竹の微粉を使って育てられた吉田町発の新ブランドみかん
かぐや姫
三幸園の農園竹の微粉が入った肥料収穫に励む三幸園の職員笑顔の代表・薬師寺さん
かぐや姫

伐採した竹を自然エネルギーとして有効利用

考え方を少し変えるだけで、新しいモノは生まれる。そんな発想の転換から誕生したのが『かぐや姫』だ。

みかんの一大生産地である宇和島市吉田町で農園『三幸園』を経営する薬師寺さんは、竹の粉を使って新ブランドのみかん、かぐや姫を育てている。吉田町は『立間みかん』で有名。さんさんと陽光に照らされ、宇和海からの潮風をいっぱい浴びて、かぐや姫もきれいなオレンジ色の実に熟れていた。

「吉田にも竹林がたくさんあったが、環境整備のために伐採しないといけなくなった。竹は切っても、切っても生えてくる。それなら、自然エネルギーとして使えば、循環できるのではないかと考えるようになった」と、薬師寺さんは説明した。竹には、たんぱく質が非常に多く含まれ、栄養価が高い。土中に腐らせた竹を混ぜておくと、微生物が繁殖し、栄養が全体に行き渡るのだそうだ。その効果を生かすため、竹を使って微粉(びふん)をつくり、かぐや姫の生産に活かし始めた。

竹の微粉効果で甘くてまろやかな味に

穀物をひいてつくられた硬い穀粉(こくふん)と比べると、竹の微粉は発酵スピードが速く、栄養が隅々まで行き渡りやすいそうだ。

『かぐや姫』をひと口食べてみると、見た目以上に甘くてまろやか。太陽の恵みと竹の栄養がうまく行き届いて、酸味を抑えた味に仕上がっている。

2012年から販売開始。都内のデパートや松山市内の旅館にも置かれ、大きな反響を呼んでいる。薬師寺さんは「竹を使って、もっともっと、まろやかさを追求していければ。消費者が納得のいく味にまで仕上げていきたい」と意気込んでいる。まさに、竹から生まれたかぐや姫。月に届くぐらいの人気を得られるか、注目大だ。
ここに注目!
竹の微粉は粒子が細かいほど発酵スピードが速く、効果がアップする。竹はミネラルなどが豊富で、微生物を繁殖させることで通気性・保水性・排水性を高め、土そのものを力強く変化させていく。
商品データ かぐや姫
店舗名 オレンジメイト倶楽部 三幸園
住所 愛媛県宇和島市吉田町立間1-2168
営業時間 8:00~18:00
定休日 日曜日
TEL 0895-52-1044
FAX 0895-52-0332
URL
その他 JR立間駅から車で約10分

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