里山隊
ご当地グルメ

せんざんき (今治市)

カリッとジューシーな骨付きから揚げ
せんざんき
鳥生れんこんのてんぷらせんざんきの調理中やきとり山鳥「今治のバリちゃん」こと門田治子さん
せんざんき

下味は特製タレに漬け込んで

今治人の通の間では、焼き鳥は「皮」にはじまり「せんざんき」で終わるとされる。『せんざんき』は、今治市から新居浜市までの愛媛県東部地方で供される骨付き鶏のから揚げのこと。

今治市末広町にある『やきとり山鳥(さんちょう)』で、同店自慢のせんざんきをいただいた。玄関前のたたきに転がった、大人がひと抱えするほど大きなカボチャが同店の目印。

一般的なせんざんきの調理法はしょうゆ、料理酒、ショウガ、ニンニクで作った漬け汁で下味を付けゆっくりと揚げる。それに対してやきとり山鳥では、秘伝のたれにじっくり漬け込んだ手羽元を使う。たれの配合は企業秘密で、微妙な配合の違いが味の違いに直結しているそうだ。また、創業者・門田文雄氏が全国の地鶏を食べ歩いた末に選び抜いた食味の良い品種を交配し、オリジナル地鶏品種『伊予水軍鶏(いよすいぐんどり)』を開発。自家農園で飼料や環境の徹底した整備を行い、鶏を飼育している。

山鳥オリジナル地鶏を開発

「うちでは『せんざんき』には手羽元しか使いません」と、店をとりしきる女将の「今治のバリちゃん」こと門田治子さんは胸を張る。昨今は食べやすさを優先して骨のないせんざんきを提供する店舗もあるようだが、同店では今後も味優先で、骨付き手羽元を使い続けるそうだ。

下味をつけた手羽元を油に投入した瞬間、花が咲くように油が泡立つ。油の温度を変えながら5分ほどかけてゆっくり揚げてゆく。泡の大きさが変わると、女将は鶏を油から引き上げた。黄金色に揚がった鶏肉は、音を立てながら皿の上でしだいに茶色を増してゆく。

山鳥こだわりのせんざんきは身の締りもよく、肉のプリッとした歯ごたえが素晴らしい。鶏皮はパリッと香ばしい。濃厚な味ながら、鶏特有のくさみはまったく感じられず、脂さえも上品に感じるほどだ。
ここに注目!
同店では「焼鳥フリーク」のためのプログラム「山鳥やきとり学校」を開校。山鳥農園で伊予水軍鶏の成育管理等を見学、地鶏の価値を理解してもらったうえで、焼き鳥を食べるという一日がかりのコース。
商品データ オリジナル鶏「伊予水軍鶏」使用
店舗名 やきとり山鳥(さんちょう)
住所 愛媛県今治市末広町1丁目4-7
営業時間 17:00~23:00
定休日 月曜日
TEL 0898-23-1125
FAX
URL http://sanchou.com
その他 JR今治駅から719メートル

関連リンク
関連ファイル