里海隊
ご当地グルメ

瀬戸の押寿司 (今治市)

急流の来島海峡で育った真鯛を駅弁に
瀬戸の押寿司
モチモチとした酢飯竹で編んだような模様のパッケージ2代目店主の野間さんJR今治駅構内にある二葉
瀬戸の押寿司

まるで透かし模様のような華やかさ

来島海峡で獲れた真鯛の切り身がたくさん詰まった駅弁があると聞き、今治市にやってきた。JR今治駅から徒歩1分の場所にある『二葉』に立ち寄って店内のさまざまな駅弁を眺めていると、「来島の味」というキャッチコピーの『瀬戸の押寿司』を見つけた。竹で編んだような模様のパッケージを開けると、薄い木の板を使って組み立てられた容器に入った押し寿司が登場。底には熊笹が敷かれており、高級感を醸し出している。

彩りが華やかで美しい。薄く切られた白身、赤身と2種類の鯛の身が容器全体を覆い尽くすようにぎっしりと敷きつめられている。鯛の身と酢飯の間には大葉が敷かれており、まるで透かし模様に見える。さっそく、いただいてみる。熊笹の香りがほんのりと漂い、鼻腔をくすぐる。酢飯はギュッと押されているのでモチモチしている。鯛の身は淡白だけど脂がのっていて、酢飯とよく合う。容器は小さめだが、食べ応え十分だった。

酢の量を抑えることで鯛の風味を前面に

『二葉』の2代目店主の野間さんは「来島海峡の海で育った鯛なので、身が締まっている」と教えてくれた。瀬戸内海にある来島海峡には多くの島が点在することから、激しい潮流が生まれることで有名だ。真鯛の養殖も盛んに行われていて、通常1、2年で出荷するところ、4、5年かけてじっくりと育てていることから、体が引き締まった真鯛に成長する。

二葉では約30年前から『瀬戸の押寿司』を販売し、野間さんは先代から受け継いだ味をそのまま踏襲。「味だけは変えないようにしている。鯛の風味を生かすために、サッと酢締めして、酢飯のほうも酢の量を抑えている」と伝統の味を守り続けることへのこだわりを強調した。観光客はもちろん、その味に惚れ込み、定期的に購入する地元のファンも多いという。自慢の押し寿司には、たくさんの愛もギュッと詰められていると感じた。
ここに注目!
「二葉」では「瀬戸の押寿司」をはじめ、さまざまな駅弁を販売。鯛の炊き込みごはんが入った「鯛めし弁当」や、ひょうたんの形をした木箱にちらし寿司が入った「瀬戸内しまなみ海道ちらしずし」などが人気だ。
商品データ 真鯛、米、大葉、酢
店舗名 二葉
住所 愛媛県今治市北宝来町1丁目1-10
営業時間 6:00~18:00
定休日 無休
TEL 0898-22-1859
FAX 0898-24-2574
URL http://www4.ocn.ne.jp/~futabab/index.html
その他 駐車場あり。本店の他、JR今治駅構内にも売店があり、うどん店も併設

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